心理学/アートで本質を伝える襟田麻衣のブログ

18年のひきこもり&発達障害(ADHD&ASD)うつ病を経て、伝えたいことを心理学やアート、ブログで発信!!

漫画に学ぶ、「自殺したくなったときに効く言葉」

どうもお久しぶりです。

老いの苦しみで自殺願望真っ盛りでした☆

きっとね、この年齢になって、仕事のスキルを身に付けていたり、パートナーがいたりすると、きっと老いによる焦りとか、苦しみは少なくなるのだろうけど。美しい容姿を保たれているわけでもないので、なおさらです。

人生詰みゲー状態で、ふと昔の漫画を読み漁っていたら、この先生きていくにしたがって悩むであろう私に対しての処方箋が書かれておりましたので、生涯独身を覚悟している方、自殺願望に悩まされている方に向けて紹介したいと思います。

冷酷無慈悲な悪役ができあがるまで

今回の参考図書はコレです。

ファンタジー冒険ものにはしばしば冷酷無慈悲な悪役が存在します。

心理学では生まれつき罪悪感を感じにくい、「サイコパス」として生まれる場合もありますが、「反社会性パーソナリティ障害」のように後天的にそのような人格が作られることがあります。ADHDの二次障害として発展すると、ごくまれにこのようになる場合がありますが、統計は取れていません。

この漫画でモンスター以外で初めて「悪役」として登場するのが、雹というキャラです。

ジバクくん(4) [DVD]

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(アニメ版。下が雹です)

私は最終巻を手にするまで遅かったのですが、アニメとは別のラストにこんなドンデン返しが起こっているとは想像がつかなかったのです。

雹には衝撃の過去があった!

ヒロイン、「ピンク」の祖母であるシルバに呪いをかけ、ピンクもその呪いで死にかかるのですが、炎の計らいで命が助かることになります。

最終巻では、ついに主人公の爆と雹が対決するところから始まります。
そこで雹の過去が明らかになるのですが、実はこの過去がとんでもなく辛い過去だったりするわけです。

(ここからネタバレするので、「続きを読む」で分けます)


雹の過去はこのようなものです。


短命だが戦闘能力の高い鳥人として生まれる。両親を早くに亡くし弟と2人だったが、各地のトラブルモンスターを倒すGC(グレートチャイルド)となり活躍します。
ところが自分が住んでいた10の世界で奇病が流行り、その病の血清として鳥人の血を利用するために弟が殺されてしまいます。

その後雹は村を焼き払い、永遠の命が手に入るという、「GS(グレートソルジャー)」に昇格します。自分の悪意や憎しみを持って、世界中のトラブルモンスターを増やす手助けをし、世界中の人間に復讐することになります。

しかしこの後、爆は雹との戦いに勝利しました。

引用――ジバクくん (6) (ブロスコミックス)より


爆「復讐だと! ふざけるなッ。貴様は弟を倒した連中と同じで――ひとりになった怖さを紛らわせてただけだ…。永遠に生きたかったんじゃなく、ひとりで死ねなかったんだ……」
雹「爆くん…きッ…君に僕の辛さがわかるもんかッッ…!!」
爆「ああ…自分の苦しみは自分以外にはわからんさ。だからオレはどんな辛い目にあったって、恨み続けるより耐え抜いて前に進むんだ!

――引用終わり

人それぞれ辛さというものは違います。

「わかってほしい」と思うのが人間ですが、究極的には自分のすべてを理解してくれる人を探してもいないわけです。

酷い目に遭ったときの悲しみ、怒りをそのまま恨みに変えてしまうと、犯罪などに繋がる犯しことがあります。
また、「憎しみ」という感情は周りにとっても迷惑ですが、本人も相当つらい思いをすることになります。例え復讐を遂げてもその感情はいつまでもなくならないからです。

人はそういうとき、過去のトラウマを癒すことでしか、真に憎しみから解放されることはないのです。

トラウマと向き合う臨床心理学

そのため、行動療法(弁証法的行動療法など)で自分の感情をコントロールするか、スキーマ療法などで過去のトラウマを癒す必要があります。
コントロールする場合はさほど時間がかかりませんが、トラウマを無くすとなったら、専用の治療法をもってしても、それなりの年月がかかります。

それまでの間、決してそのような感情に負けないよう、自分を前に進めていく勇気が必要です。

ストーリーではこのあと、唯一下僕として可愛がっていたチャラの死に向き合うことになります。

引用――ジバクくん (6) (ブロスコミックス)より


雹「もう誰も僕を必要とする奴なんかいないのに…ずっとひとりでいろっていうのかい…」
爆「なんか嫌な事があると――腹立つ奴とか気にくわない奴とかいろいろでてきて、いっそ自分ひとりが楽かもとか思ったりもするよな…」
雹「爆くん…」
爆「だけどひとりになるってケッコー難しいもんだ。誰かのために泣ける奴は決してひとりじゃない!

――引用終わり

発達障害を持っている人の中には、対人関係がうまくいかず、孤立しがちな人もいます。

健常者であっても、いざというとき本音を話せる人がいないという人が結構います。特に今後は離婚含めて大人の独身者が5割、生涯独身でいる人が男性で3割、女性で2割になるといわれています。

するとこれまで当たり前のようになっていた、「結婚して家庭を持つ」という決まった生き方が崩壊して、「ひとりでも人生を楽しむ処世術」が必要になってくるのではないでしょうか?

これが説得力あることに、作者が独身で(結納までいった人はいますが、その後別れたとされています) 紆余曲折あり、現在は漫画家を引退する覚悟で美容サロンを経営しています。

独身でも楽しい毎日を!

「生涯独身でも寂しくなくて楽しい人生って何だろうな?」

と考えたとき、ペットを飼う人もいますし(作者も保護犬を預かるなどしています)、外に友達を作っておく、やりがいのある仕事をみつけるなどといった方法があるでしょう。

私は現在、過去を振り返る作業をしていますが、学生時代ひとりだった90年代は自分の好きな音楽を聴いたり、絵や漫画を描く、漫画やゲームにハマって趣味を追求するといった形で、自分を励ましていました。

趣味があると交流できる仲間もできますし、楽しいはずです。

90年代は特に林原めぐみさんの音楽を好んで聴いていました。
当時メッセージ性の強い彼女の曲は気持ちにダイレクトに働いたものです(最近はそういう詞を書かなくなりましたが)

この物語の雹のように、両親に早くに死なれるなどといった形で、親の愛情を受けられないと、アダルトチルドレン愛着障害になるといわれています。それをこじらせると、自殺や他者への攻撃性として現れることがあります。

あなたの「好きなもの」は何ですか?

そういうときに自分を救ってくれるのは心理学だけしかないのでしょうか?

もちろん専門家の手を借りることも大切ですが、それだけではなく、「自分の支えになるもの」が、たった1つでもあれば心強いのではないでしょうか?

そして本当に、「ひとり」ですか?

そういうときにここで書かれたことを思い出していただけたらということで、紹介させていただきました。

P・S

作者の柴田亜美先生の公式サイト「かげろうの墓」
http://papuwa.com/

50歳という年齢にもかかわらず、今が一番綺麗かもしれないというほど綺麗になっていてびっくりしました!

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